サザンカ

ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹。

日本の比較的温暖な地域に自生します。江戸時代から庭木として愛されてきており、日本人には馴染みの深い花木のひとつです。

たくさんの園芸品種があります。

童謡『たきび』の歌詞に登場することでもよく知られます。

サザンカは花の咲く時期によって「サザンカ系」「カンツバキ系」「ハルサザンカ系」の3つのグループに分けられます。それぞれ晩秋から冬、真冬、冬から春に開花します。花色は桃・紅・白などがあり、咲き方も一重咲き・半八重咲き、八重咲き、ラッパ咲きなど多岐に渡ります。色も単色だけではなく、斑のはいるもの美しいグラデーションのぼかしが入るものなどバラエティーに富みます。

和名の由来は、山茶花の読み「サンサカ」が訛ったものと言われています。

 

写真のサザンカは島根県津和野の太皷谷稲成神社に咲いていたものです。

一泊二日で萩・津和野に旅行に行ってきました。旅行の一日目の様子をアップしますので興味のある方は 続きを読む をクリックしてみてください。

 

まず、最初に行ったのは津和野。

津和野は江戸時代の風情が残る城下町です。赤い屋根瓦に白い壁、掘割に鯉が泳ぐ古い町並みが素敵でした。

通りには古くからのお店が多く並んでいました。古い農機具屋さんには野菜の種や、今は懐かしい箒やたわしなどを売っていました。造り酒屋の軒先には「杉玉」が吊るされていました。「杉玉」聞いたことはありましたが、初めてて見ました!(^^)! 

ゴシック様式で建てられた美しいカトリック教会もありました。中は畳敷きでした(@_@。

津和野は弥栄神社に伝わる古典芸能神事「鷺舞」でも有名です。毎年、7月20日には町内11ヶ所、27日には町内9ヶ所の昔から定められた場所で舞いが行われるそうです。

また、明治の文豪・森鴎外が幼少期に過ごした旧宅にも行ってみました。

津和野を後にし、宿泊地・萩に向かう途中、名勝・天然記念物に指定されている、北長門海岸国定公園の景勝地「須佐ホルンフェルス」を見に行きました。
須佐ホルンフェルスは、砂岩や頁岩(けつがん)の層が長い年月をかけて海食され、熱作用によって変化し、誕生したものです。高さは約
15mで、
黒色と淡灰色の岩が互層をなしている、しま模様の美しい断崖です。日本海の荒波を受けながらの景観は、まさに自然の芸術。ホルンフェルス(hornfels)はドイツ語で角石の意味だそうです。とても硬く、割るとガラスのように角張って割れることからこのような名前が付けられています。

日本の地質百選にも選ばれ、学術上においても極めて重要な場所だそうです。